今回利用した「林道屋敷支線」からのルートは、途中から踏み跡がほとんどなくなり、ヤブ漕ぎを 余儀なくされます。初心者の単独行は絶対に避け、利用する場合は自己の責任において安全第一で 行動してください。 |
この支線は自動車が通れそうな道幅のまま、かなり奥まで延びているが、建設途中で
放棄されたのか、崖崩れや道路の崩壊は修繕の気配もなく、、路上の草木はのび放題。
高度を稼ぎながらしばらく歩くと、道は急に狭くなりパッタリと途切れる(木の幹に黄テープ)。
ここから斜面に取りつき、微かな踏み跡とテープを頼りに稜線まで直登。滑りやすいので注意。
(左)今回、帰路もこのルートを利用するため、木の枝や幹に入念にテープを巻いておく。
(中)この直登ルートは大半がヤブ漕ぎ。ササの勢いが増す夏場は利用しない方が無難。
(右)ササの間にブナの木が目立つようになると、莇〜弟見稜線への合流ポイントは近い。
(左)ブナ林の向こうに莇ヶ岳山頂部が顔を出す。
(中)稜線の縦走路に出る。画像では判りにくいが、道端の2本の木に黄色いテープが巻かれており、
その間に今回利用ルートの出入口がある(莇から弟見に向かう場合、進行方向の左側)。
(右)この縦走路も決して歩きやすくはないが、ここまでのヤブ漕ぎルートに比べれば・・・
今回初めて気がついたが、弟見山にもカタクリの花が多い。
この日は天気も良かったので、ほとんどの花が満開状態。元気にうつむいていた(?)
山頂手前、少し開けた場所で振り返ると、約220度の大パノラマが広がる。
この日はかなり遠くまで見通しがきき、東に羅漢山、南に大平山、西には鳳翩山、男岳、桂木山の彼方に
萩の海や青海島の入江まで浮かんでいた。この位置から山口県のほぼ半分を一望したことになる。
(左)先日登った平家ヶ岳の稜線がくっきり (右)徳地から防府にかけての山並み
(左)莇ヶ岳の下に、いま上ってきた林道が黄緑色(=新緑)の線ではっきり確認できた。
(中)西北西の方向、野道山の先に長門山地の稜線。目を凝らすとその先に青海島が浮かぶ。
(右)展望地から5分ほどで山頂。展望はあまりない。すぐに折り返してもとのヤブ道を下った。