山名/標高 鶴見(つるみ)岳/1375m
西日本を代表する温泉地・別府の背後にそびえるトロイデ式火山。
867(貞観 9)年3月に大噴火の記録が残されており(同じ火山群にある伽藍岳の爆発との説もある)、現在もなお噴気活動を続けている。
日本一にして世界第二位(一位はアメリカのイエローストーン国立公園)の湧出量を誇る別府温泉の泉源として、良質の温泉を日夜供給し続ける天然ボイラー。また、別府湾から一気に立ち上る秀麗な山容は別府のシンボルとして市民にも観光客にも親しまれている。
昭和28年、隣の由布岳とともに「阿蘇くじゅう国立公園」に追加指定された。
別府市街地から近く、山上からの展望も良いことから観光開発も進み、1962(昭和37)年に中腹から山頂まで標高差792.5mのロープウェイを設置、山頂部は展望台、売店、遊歩道などが整備され公園化された 一方で、鶴見岳は山中に火男火売(ほのおほのめ)神社(通称鶴見権現)を擁する信仰の山でもあり、神社周辺のイチイガシを中心とした自然林は県の天然記念物に指定されている。登山道もよく整備され、別府市内からは海抜0m(SPAビーチ)から1374.5mの山頂まで約12kmに及ぶ「一気登山道」も設けられている。毎年4月の第二日曜日にはこの登山道を利用した一気登山大会が開催され、マラソン、ウォーキング各部門に県内外から多くの参加者が集まっている。
メインの登山道はこの一気登山道の後半部(ロープウェイ別府高原駅から火男火売神社を経て山頂)となるが、この他に別府高原駅から山腹を大きく迂回して北側の縦走路から山頂に至るルート、由布岳の東登山口を起点に逆方向へ直登していくルートなどもある。鶴見岳から北に延びる山群へは縦走路がつけられており、鞍ヶ戸、内山などを経て十文字原までの縦走が可能。ただしこの縦走路は一気登山道ほど良く整備されておらず、危険箇所や道の不明瞭な部分もあり中〜上級者向け。

山 行 記 録
2002.04.14 べっぷ鶴見岳一気登山大会
2005.10.09 大平山(扇山)〜内山〜鞍ヶ戸〜鶴見岳を縦走。


別府市堀田からの山容。(2002.04)


鶴見岳一気登山大会、境川河川敷にて。(2005.04)


鶴見岳と別府市街地。内山山頂からの眺め。(2005.11)