山名/標高 内山(うちやま)/1275m
温泉都市・別府に日夜豊富な湯を供給する鶴見火山群のほぼ中央に位置する山。別府市(明礬温泉)と湯布院町(塚原温泉)の境界にあり、主稜鞍部の塚原越を越える登山道は、かつて別府〜塚原を最短距離で結ぶ生活道路として利用されていたという。
登山道はこの塚原越を経て稜線上の縦走路を歩いてゆくルートのほか、東の大平山(扇山)から「石楠花尾根」と呼ばれる尾根を伝い山頂手前の縦走路に合流するルート、鶴見岳山頂からの縦走下りルートなどがある。
明礬温泉(鍋山の湯)から塚原越までの道は踏み跡が不明瞭で岩場や急坂など危険箇所が多く、縦走路から山頂にかけても一部ルートの不明瞭な箇所や滑りやすい急坂(ロープあり)などがあり、初心者の単独行は避けた方が無難。石楠花尾根を伝うルートも扇山までは歩きやすいが、その先の縦走路は急坂や岩場が多くやはり初心者向けではない。
明礬側登山道の途中にある鍋山の湯(別名カラス湯)と、手前の脇道から少し入った森の中にあるかくし湯(通称ヘビん湯)は、別府の秘湯として近年訪れる人が増え、鍋山の湯までは人や車の往来がかなり多い。駐車場所と道路の通行時には充分に注意を。

山 行 記 録
2004.11.16 「鍋山の湯」から山頂まで往復。
2005.10.09 大平山(扇山)〜内山〜鞍ヶ戸〜鶴見岳を縦走。
2012.11.15 鶴見岳ロープウェイ乗り場から東麓を回り,船底〜内山〜鞍ヶ戸〜鶴見岳を縦走。